CEU世界観ノート

アイディア整理&保管庫

吸血鬼

不老長寿の生命体。

首を落としても死なず、永遠に歳を取らない。人に擬態した群体性の生物。

純血と呼ばれる3体がヨーロッパ・中国・東南アジアに拠点を置いている。

その配下に純眷属と呼ばれる個体がそれぞれ5・12・3名が存在する。

光を浴びても死ぬことはないが、長期間日光に当たり続けることで、胞子形成期が訪れる。その期間は長く、約20年。そのため、日の光の元で活動する中国と東南アジアの純血は20年活動し、20年眠るという生活サイクルを繰り返す。そして先代の娘として生まれ変わるのだ。

胞子は単体では定着せず、人の体に寄生することで活動可能になる。そのため同胞を増やす際には吸血行為によって眷属を増やす。

生命活動には酸素に加えて、人の血か日光のどちらかが有れば可能なので、ヨーロッパの純血は長年日光を浴びない生活を行なっている。

 

人の世の経済活動の大半を掌握しているが、その事実は絶対的な信徒である純眷属たちによって隠蔽されている。何故なら純眷属1人で国一つの動向を左右するほどの影響力があるからだ。

 

かつては多くの純血が存在したが、大きな内輪揉めのせいで大きく数を減らしてしまった。残る3体は不戦の盟約を立て、距離を取っている。だがこれは同胞間における盟約であり、人類の争いとは関係がない。そもそも明確な領土という意識もない。

 

明確な格差意識をもっていて、純血は眷属を、眷属は人類を下等な存在と認識している。

対等と看做したものにだけ真名を伝える慣わしがある。